Dainese
Daineseagvjapan
Dainese
📷
Loading image...
ダイネーゼストーリーズ

ニコ・チェレギーニが語る『自分のバイクが一番美しい』と感じる理由

公開日:2026年2月7日
執筆者:ダイネーゼAGVジャパン編集部

私がいちばんよく聞かれる質問は何か?
それは、バレンティーノが10回目のタイトルを獲るかどうかです。そしてその次に必ず聞かれるのが、「どのバイクを買えばいいですか? これとあれで迷っていて」というものです。
しかも、しばしばまったく性格の違う2台を挙げてきます。これには答えようがありません。まず、バイクをどう使うのか、ライダーの経験やスキルレベル、予算などを知る必要があるからです。

とはいえ、迷いが多いのは理解できますし、友人に相談してもあまり役に立たないことも知っています。
なぜなら、誰もが自分のバイクこそ世界一美しいと信じていて、他が目に入らないからです。あなたもいずれそれを実感するでしょう。そして、それはうれしい驚きになるはずです。結局のところ、どんな選択をしても、あなたは自分のバイクを愛することになるのですから。

バイク選びの迷いと信念

ネイキッド派もいれば、スーパースポーツ派もいます。グッツィしか買わない人もいれば、BMWやドゥカティ、ホンダ、ヤマハにこだわる人もいます。
けれど最終的には、誰もが「自分のバイクは完璧だ」と確信しています。そして素晴らしいのは、もし“正しい”という言葉が使えるなら、私たちは皆、正しいということです。

スーパースポーツの愛好者について

たとえば、自分のスーパースポーツこそ最高のライディング体験を与えてくれると言う人と、どうやって議論できるでしょうか。
このタイプのバイクを愛する人たちは、苦しむことをいとわず、鍛えられていて、革ツナギを着ることも多く、肩や手首の痛みを恐れません。だから私も同意します。最高のライディングであり、もっとも正確で、美しいコーナリングが味わえる(ただしサーキットで、ですが)。満足感も非常に大きい。
同じように、人生のある時点で、何万ものコーナーを経た末にハーレーダビッドソンに乗るようになり、すっかり虜になったライダーの気持ちも、私はよく分かります。特別な乗り味があり、選ばれた存在になったような感覚がある。ブランドには100年を超える歴史があり、サウンドやトルクカーブも独特です。
グッツィやBMWの愛好家、スーパーモタードやハイパーモタードに夢中な人、ネイキッドやカスタムを愛する人たちも同じです。誰もがそうなのです。

心と本能で選ぶバイク

なぜなら、バイク選びは理性ではなく、心と本能の問題だからです。
もし理性的に選ぶなら、長距離を走る人はシャフトドライブのグランドツアラーに乗り、毎日使う人は軽くて扱いやすく経済的なミドルクラスを選ぶでしょう。未舗装路も含めた冒険的な旅には、大型エンデューロが理にかなっています。
そうなったら、私たちの世界はきっと退屈なものになります。

ライディングポジションの重要性

ただし、ひとつ大きな違いを生む変数があります。それは、ライディングポジションが自分に合っているかどうかです。
バイクで何をしたいのか、安全面の要求に合っているか。完全なコントロールを求めるならアップライトな姿勢が最適ですし、バイクとの一体感を重視するなら、全身で乗るスポーティなポジションが理想的です。街中で不安を感じやすい人や体格が小さい人なら、低くて前寄りのシートが必要でしょう。
購入後に、ポジションやエルゴノミクスに不満を感じて驚くことがないよう、自分が好き、あるいは必要とするバイクのタイプを正確に見極める必要があります。

快適さが生むバイクへの愛

要するに大切なのは、快適に感じ、すぐにバイクを自分のものにできることです。
中には、エイプハンガーと呼ばれる、非常に高く幅が1メートルもあるハンドルを装着したハーレーで高速道路を走る、少しクレイジーなセッティングを選ぶライダーもいます。一方で、その正反対に、ドゥカティ・パニガーレでノールカップまで走り、まったく満足している人もいます。
それでいいのです。私は誰も批判していません。ただ、自分がどんな犠牲を払うことになるのかを理解しておく必要がある、というだけです。

ダイネーゼAGVジャパン編集部のアバター

ダイネーゼAGVジャパン編集部

ダイネーゼAGVジャパン編集部は、イタリア発のモーターサイクルウェアブランド「Dainese(ダイネーゼ)」およびヘルメットブランド「AGV(エージーブイ)」の日本正規輸入元として、製品情報・アスリートのインタビュー・ブランドの今を発信する編集チーム。 ビギナーからエキスパートまで、ライダーの安全性を最優先にした情報提供を行っています。

2026年2月7日公開
ブログ記事

Latest blog posts

バイク用のジャケットを選ぶ際には、何を基準にすればよいのでしょうか?
ジャケットダイネーゼ

2026年版 バイク用プロテクタージャケット完全ガイド

転倒時のリスクは衝撃・摩耗・破断の三つに分かれます。CE規格の読み方、素材、プロテクターの配置まで、2026年時点のバイク用プロテクタージャケットの選び方を整理します。

Read more
ルカ・マリーニ「ダイネーゼのプロテクションがあれば、限界はますます遠くに」
ダイネーゼストーリーズ

ルカ・マリーニ「ダイネーゼのプロテクションがあれば、限界はますます遠くに」

Honda HRCのMotoGP™ライダー、ルカ・マリーニへのインタビュー。幼少期から現在に至るまでの歩み、レースに臨むメンタル、そして最高のパフォーマンスに不可欠なプロテクションについて語ります。

Read more
ソフィア・ゴッジアが語るスキーの安全性──「スキー用エアバッグの義務化は大きな前進」
ウインタースポーツダイネーゼストーリーズ

ソフィア・ゴッジアが語るスキーの安全性──「スキー用エアバッグの義務化は大きな前進」

ワールドカップを夢見た少女から、成熟し自己認識を深めた現在のトップアスリートへ。イタリアの女王ソフィア・ゴッジアが、フィジカルとメンタルのトレーニング、安全性、Dainese D-air® Ski 2 Evoエアバッグの重要性について語る完全インタビューです。

Read more
コルネリア・ヒュッターが語る、自信と準備力──最高の滑りを生むために必要なこと
ウインタースポーツダイネーゼストーリーズ

コルネリア・ヒュッターが語る、自信と準備力──最高の滑りを生むために必要なこと

オーストリアのダウンヒルスキーヤー、コルネリア・ヒュッターが、心身の準備、高速滑走での判断、安全性への意識、そしてエアバッグを含む最新プロテクションについて語るインタビュー。

Read more
ニコル・デラゴが語る、スピード競技と安全性──「スキーではDaineseのエアバッグが私に安心だけを与えてくれる」
ウインタースポーツダイネーゼストーリーズ

ニコル・デラゴが語る、スピード競技と安全性──「スキーではDaineseのエアバッグが私に安心だけを与えてくれる」

ヴァル・ガルデーナ出身のイタリア人スキーヤー、ニコル・デラゴが、スピードへの向き合い方、メンタル準備、そしてダウンヒルやスーパーGにおける安全性について語ります。

Read more
ロイック・メイヤール「限界を超えて滑るために必要な安全性」
ウインタースポーツダイネーゼストーリーズ

ロイック・メイヤール「限界を超えて滑るために必要な安全性」

スイスのトップスキーヤー、ロイック・メイヤールが、自身の歩みや競技への向き合い方、トレーニング、高速域で不可欠となる安全性について語ります。

Read more