スピードを機械的に表現するとしたら、それは間違いなくモーターサイクルの姿になるでしょう。
そして二輪のスピードを考えたとき、MotoGP™レースに勝るものはありません。300馬力で、重量はわずか150kg強。
それらすべてが、極めて先進的で空力性能に優れ、効率的なパッケージに収められています。
このような極限のマシンを操るMotoGP™ライダーが超人的な存在として見られるのも、無理はありません。
MotoGP™について語るなら、毎年ムジェロで開催されるような、一般的なレースウイークエンドの流れを簡単に紹介したガイドにも興味を持っていただけるかもしれません。
2022年は5月27日、28日、29日の週末に行われました。もしまだ現地で観戦したことがないなら、ぜひ一度体験することをおすすめします。
すべての熱心なファンにとって、唯一無二で忘れられない体験となるはずです。
カレンダー全体の中でも特に人気の高いサーキットであるムジェロは、数々の名勝負の舞台となってきました。
2006年のバレンティーノ・ロッシとロリス・カピロッシ、2016年のマルク・マルケスとホルヘ・ロレンソ、そして比較的最近では2019年のダニロ・ペトルッチ、マルク・マルケス、アンドレア・ドヴィツィオーゾによる戦いが挙げられます。
もし見逃してしまった、あるいは記憶が曖昧なら、YouTubeでハイライトを探してみてください。一見の価値があります。
MotoGP™:ポイントの配分方法
まずは、2022年のMotoGP™ポイントシステムを見てみましょう。
レース優勝者には25ポイント、2位は20ポイント、3位は16ポイント、4位は13ポイントが与えられます。
5位は11ポイントで、そこから下は順位が一つ下がるごとに1ポイントずつ減り、15位は1ポイントのみ獲得します。
もちろん、シーズン終了時に最も多くのポイントを獲得したライダーがチャンピオンとなります。
2022年は全21レースが予定されており、イタリアGPの前にすでに7戦が開催されています。ムジェロは第8戦目です。





レースウイークエンドのスケジュール
週末は金曜日に始まり、FP1とFP2と呼ばれる2回のフリープラクティスが行われます。各セッションは45分間です。
土曜日は45分間のFP3から始まり、その後、30分間のFP4が行われます。
FP4の直後には、各15分間で構成される2段階の予選セッションが実施されます。
第1段階であるQ1には、最初の3回のフリープラクティス(FP1、FP2、FP3)の総合順位で11位以下のライダーが出走します。
ここで言う総合順位とは、各ライダーのFP1〜FP3におけるベストラップタイムを基準としたものです。
なおFP4は、いわゆるタイムアタックではなく、レース距離を想定した戦略確認に使われます。
Q1では12番手以降のスターティンググリッドが決まり、上位2名がQ2に進出します。
Q2では、総合順位トップ10のライダーとともに走行し、上位12番手までのグリッドが決定されます。
日曜日は20分間のウォームアップセッションから始まります(Moto2およびMoto3では10分に短縮されます)。
その数時間後に、メインレースが行われます。
周回数はサーキットの全長によって異なりますが、MotoGP™では総走行距離が概ね110km前後となり、他のカテゴリーではこれより短くなります。
MotoGP™のレギュレーション
MotoGP™の技術規則は非常に複雑で、参戦するマシンの技術レベルの高度化に合わせて定められています。
これらのルールは、トラック上でのレース運営から、マシンそのものの技術開発に関わる細部にまで及びます。
とはいえ、最も重要な規則を把握するだけでも、レースウイークエンドの展開を理解し、実況を容易に楽しむことができます。

Franco Morbidelli
今年のレギュレーションには、使用できるエンジン数の制限が含まれています。
21レースを通じて最大8基までとされており、8基目は第19戦以降で使用可能です。
また、持続可能なコスト管理を目的として、タイヤの使用数にも制限が設けられています。
MotoGP™クラスの単独タイヤサプライヤーであるミシュランとの合意により、各チームは週末全体で22本のタイヤを使用できます。
内訳はフロント最大10本、リア12本で、リアタイヤは仕様A(ソフト)最大6本、仕様B(ミディアム)4本、仕様C(ハード)3本に区分されています。
アパレル
あまり知られていないかもしれませんが、MotoGP™のプロライダー(Moto2およびMoto3を含む)は、レザースーツ、ヘルメット、グローブ、バックプロテクター、ブーツに加えて、エアバッグを搭載したスーツの着用が義務付けられています。
このエアバッグスーツは2018年から必須となりました。
全ライダーは、ワイルドカード参戦を含むすべてのレースで着用しなければなりません。
ワイルドカードとは、選手権全戦に登録せず、単発のレースに出場するライダーのための参戦枠です。
MotoGP™でエアバッグが義務化されている事実からも、サーキットだけでなく、短距離の移動を含め、バイクに乗るたびに高性能なエアバッグデバイスを装備することの重要性が理解できるはずです。
トラック用モーターサイクルにおける究極のエアバッグ仕様が、レーススーツラインのフラッグシップモデルであるMugello RR D-air®に搭載された、DaineseのD-air®システムです。
公道でも、サーキットでも
Mugello RR D-air®スーツは、標準仕様およびフルカスタマイズが可能なDainese Custom Works仕様のいずれも常時購入可能です。
このスーツは、MotoGP™のプロライダーが毎レースウイークエンドで実際に使用しているものと同一モデルで、同じD-air®エアバッグ技術と技術的ソリューションを備えています。
これはヘルメット(Pista GP RR)や、Full Metal 6グローブ、Axial D1ブーツにも当てはまります。
MotoGP™でDainese-AGVライダーが着用するすべての装備は、モーターサイクル愛好家向けに忠実に再現され、正規販売店で購入できます。

Jack Miller
DaineseとMotoGP™
ご想像のとおり、DaineseはMotoGP™創設当初からこのカテゴリーに関わってきました。
理由はシンプルです。サーキットレースは、最も過酷な環境で、最も厳しいテスターとともに、革新的な技術や素材、デザインを開発・検証するための理想的なテストベンチだからです。
すべてのライダーは、走行中に自由で快適に感じる必要があり、そのためには十分なプロテクションも欠かせません。
真に自由なパフォーマンスは、トレーニングによって得られる自信と、安全であるという感覚の両方によって生まれます。
どんなシチュエーションであっても、あなたがライディングに求めているのも、きっと同じことでしょう。
公道であれサーキットであれ、Daineseの目標は常に同じです。
軽量で快適、かつテクノロジーを備えたウエアで、最高水準の安全性を提供することです。
