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マウンテンバイク

ファビアン・バレル「子どもの頃に夢見たとおりの人生」――3度の世界王者が語る情熱と成長

公開日:2026年2月7日
執筆者:ダイネーゼAGVジャパン編集部

> 「いや、いや、アレックス待って! もう一度上まで戻って、やり直すよ。」

もう一度トライし、再びシャッター音が連続して響きます。ファビアン・バレルは完璧主義者です。すべての物事、そして誰に対しても高いレベルを求めますが、特に自分自身には厳しい。
バイクの倒し込みが足りない、身体のポジションが正しくないと感じれば、必ずやり直します。

ファビアン・バレルの経歴

ダウンヒル世界選手権を3度制覇。1998年にジュニアで初優勝し、2004年と2005年にはエリートクラスでタイトルを獲得しました。友人たちは彼を「ファブ」と呼び、本人は自分を幸運だと感じています。

マウンテンバイクへの情熱

> 「基本的に、僕は情熱の人間なんです。マウンテンバイクのすべてが好きで、情熱のためなら全力を注ぐタイプです。
スピード、自然、アドレナリン、そして努力が完璧に融合した、僕にとって理想的なスポーツですね。」

1月の穏やかな日、海を見下ろすリグーリアの森は、1990年代から2000年代にかけて最も影響力のあったマウンテンバイク選手の一人について知るには、これ以上ない舞台です。

夢見た人生

> 「本当に素晴らしいですよ。子どもの頃に夢見ていたとおりです。情熱を仕事にして、世界を旅し、新しい人々や素晴らしい文化に出会える。これ以上、何を望むでしょうか。
マウンテンバイクは多くのことを教えてくれるスポーツで、何よりもまず謙虚さを学びます。プロとしては、成功より失敗と向き合うことの方が多いですし、そこは人には見えにくい部分です。でも、その失敗こそが人を成長させる。だから謙虚さが不可欠なんです。
成功も、想像とは少し違います。もちろん感情は大きいですが、一番強いのは安堵感ですね。表彰台の一番上に立ち、レインボージャージを身にまとう瞬間は、すべての努力が報われますし、周囲の人に与える感情によって、自分が特別な存在だと感じられるんです。」

語るうちに、ファビアンは感情をあらわにします。この世界を心から愛していることが、はっきりと伝わってきます。
同時に、彼が普通の人とは違う存在であることも感じられます。バイクにまたがり、ペダルに足を固定すると、ミラーレンズのサングラスの奥に、常人には見られない炎のようなものが垣間見えるのです。表情は一変し、めったに見られないほどの集中力を示します。

成功するためのメンタル

> 「本当に差を生むのはメンタルの強さです。才能は助けになりますが、それはケーキの上のチェリーにすぎません。
自分を極限まで引き上げ、集中力が次のレベルに達する、その微妙な境界線を見極めて越えられるマインドセットが必要なんです。そうなって初めて、すべてを出し切り、必要なリスクを取り、自分の可能性を最大限に表現できる。
怖くないと思わないでください。走っている間、僕はいつも恐怖を感じています。大切なのは、その恐怖とどう向き合うか。限界で走ることが大好きなんです。それがアドレナリンを生み、満足感を与えてくれます。」

成長し続ける意欲

20年以上にわたりトップレベルで走り続け、それでも引退するつもりはありません。コースに戻るためなら、どんな理由でも十分です。
もう学ぶことはあまり残っていないのでは、と思ってしまいそうですが。

> 「本気で言っているんですか? バイクに乗るたびに、何か新しいことを学ぼうとしています。まだできないことは山ほどあります。
成長することは生きることそのものですし、それが、僕たちのレベルのレースでライバル同士が強く尊敬し合う理由でもあります。
ニコ・ヴイヨズ、スティーブ・ピート、サム・ヒルと競い合いました。一緒に信じられないような瞬間を経験しました。僕は全力で彼らを倒そうとし、彼らも同じでした。それ以上のものはありません。でも大事なのは、僕たちが共に成長してきたということなんです。」

その間もファビアンはバイクを操り、ジャンプし、最適なスタンスを探しています。森の中で育ち、膝をすりむき、手を泥だらけにしてきた、純粋な少年のままです。
仕事としてここにいますが、その姿勢は真剣そのもの。それでも、もう一度走るためにバイクを押して坂を上ることは、彼にとって何でもないことだとすぐに分かります。彼は、マウンテンバイク界におけるDaineseの顔なのです。

Daineseとの関係

> 「正直に言うと、このストーリーにはもっと深い背景があります。1990年代からDaineseのプロテクターを着用してきました。当時から、その技術は最先端でした。
数年前にコラボレーションが再開しましたが、これからはさらに深く関わっていきます。新しいプロテクターの開発が、僕の仕事の優先事項になります。
新製品は本当に最高レベルですし、アスリートの保護性能を高めるため、さらに前進し続けたい。Daineseの使命は安全性を高め、スポーツの限界を少し先まで押し広げること。その一部でいられることを、誇りに思っています。」

いつか、バイクに乗るのをやめることはありますか?

> 「いいえ、決してありません。」

photo credit © Alex Luise

ダイネーゼAGVジャパン編集部のアバター

ダイネーゼAGVジャパン編集部

ダイネーゼAGVジャパン編集部は、イタリア発のモーターサイクルウェアブランド「Dainese(ダイネーゼ)」およびヘルメットブランド「AGV(エージーブイ)」の日本正規輸入元として、製品情報・アスリートのインタビュー・ブランドの今を発信する編集チーム。 ビギナーからエキスパートまで、ライダーの安全性を最優先にした情報提供を行っています。

2026年2月7日公開
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