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ツーリング

バイクで巡るコルシカ島ツーリング完全ガイド|絶景ルートと実用的な旅のヒント

公開日:2026年2月7日
執筆者:ダイネーゼAGVジャパン編集部
ファビオ・カポーネ

Fabio Capone

著者

バイクツーリズムとアドベンチャーに特化した雑誌「Moto Excape」の創設者兼ディレクターです。2017年、私は自分の情熱を一つの挑戦へと変えました。それは、走行体験を世界と共有し、身近な場所も含めて、探検に最適なスポットのヒントを伝えることです。
実際、地球が提供してくれる驚異を発見するために、遠くへ行く必要はありません。人生と自然を愛するだけの確かな眼を持つ人にとって、世界を発見する旅は、文字どおり終わりのない旅になるのです。

海を少し渡るだけで到着できるため、週末だけの旅行も可能です。ただし、白い砂浜やターコイズブルーの海を存分に楽しむなら、ロングウィークエンドや夏の長期休暇がおすすめです。

ルートと行程:バスティア発着

旅の最初の目的地はバスティア。本土からのフェリーが到着する玄関口です。この歴史ある町と古い港は間違いなく訪れる価値がありますが、復路フェリーの出発に合わせて、旅の最後に組み込むのも一案です。

小柄ながら力強いRoyal Enfield Himalayanにまたがり、北のカップ・コルスへ向かいました。コルシカ島の有名な「指」と呼ばれる半島の探索は格別で、海を見下ろす緩やかなカーブと美しいビーチが、出発直後から楽しめます。

マチナッジョに到達する前に、シスコ村から「指」の西側へ抜けるオフロードトレイルを選ぶこともできます。難易度は高くありませんが、場所によっては注意が必要です。適したバイクで走り、私たちと同じようにプロテクター付きの装備を着用し、常に慎重に走ることをおすすめします。
とはいえ、リスクを避けたい方やロードバイクの場合でも、カップ・コルスへ向かう舗装路は十分に美しいものです。マチナッジョから内陸へ入り、さらにバルカッジョ方面へ向かえば、コルシカ島最北端のジラリア岩礁を見ることができます。

コルシカ島ツーリングの風景

西海岸ルート:サン・フロランから南西へ

西側を南下すると、再び感動的な景色と走りを楽しめる道が続きます。サン・フロランへ向かう途中では、ロブスターで有名な小さな漁村サンチュリや、黒い砂浜のノンザに立ち寄るのがおすすめです。サン・フロランは夜も魅力的で、港沿いのレストランが賑わい、停泊する多くの船が湾を照らします。
ここから、有名なアグリアテ砂漠へ向かう道が始まります。サレッチャやロトゥの名高いビーチへ続く、長く荒野のようなエリアです。道の多くは未舗装ですが、すべての車両で通行可能で、サン・フロランからフェリーを利用することもできます。

これらのビーチで美しい海を満喫した後は、再び南へ向かいカレンツへ。ここはセレブや大型ヨットに愛される小さな町で、中世の城塞や黄金色の砂浜があり、歴史と自然が見事に融合しています。

次の目的地は、私たちのお気に入りの一つであるポルト。赤い岩に囲まれたこの町は、一日の走行後に安らげる静かなオアシスです。ホテルやレストランの選択肢も豊富で、有名なピアナのカランクもすぐ近くにあります。島内各地への日帰りツーリング拠点としても、戦略的な立地です。

ポルトからさらに南下し、カルジェーズで小休止した後、コルシカ島の州都でナポレオン・ボナパルトの生誕地であるアジャクシオへ向かいました。ノートルダム・ド・ラソンプシオン大聖堂、皇帝の生家兼博物館、市場、イタリア美術を収蔵するフェッシュ美術館、トロッテル・ビーチのような砂浜などが見どころです。
サンギネール諸島を望む海沿いのレストランで、地元料理も楽しめます。

島最南端から望むサルデーニャ島

旧城塞地区での美食と素晴らしいライブ音楽を楽しんだ夜の後、息をのむような海岸道路を走り、ボニファシオへ向かいました。コルシカ島最南端に位置するこの町は、白い石灰岩の断崖に張り付くように建つ家々で知られています。
ここからはサルデーニャ島の海岸線を望むことができ、独特で壮麗なフィヨルドの景観、港や城塞、細い路地の美しさに魅了されます。ロンダナーラ・ビーチは必見です。また、本格的なサルデーニャ料理を楽しみたいなら、ボニファシオからサンタ・テレーザ・ガッルーラ行きのフェリーを利用することもできます。

しかし、ツアーはまだ続きます。フランス領の島を東へ進み、ポルト・ヴェッキオへ向かいました。東海岸を望むこの町では、少なくとも一泊することをおすすめします。バーやレストラン、手作りナイフなどの職人店が並ぶ細い路地の魅力を、じっくり味わえるからです。

海を満喫した後は、島の内陸を走る美しい山岳道路へ。コルシカ山地の中心に位置するコルテを目指します。ここは魅力にあふれた歴史の町で、旧市街と城塞が周囲の景観を支配しています。博物館や石畳の道、近隣の谷に広がるハイキングコースなど、自然と文化を愛する人にとっての楽園です。

サンギネール諸島

サンギネール諸島

コルシカ島での宿泊・食事のヒント

コルシカ島のどの町にも魅力的なホテルやB&Bがありますが、参考までに、私たちが実際に滞在した場所をご紹介します。

Hotel Bella Vista(ポルト)

ピアナのカランクへ向かう道路沿いに位置するHotel Bella Vistaは、素晴らしいパノラマビューと快適な客室、バイク用ガレージを備えています。朝食はとても美味しく、オーナーの温かいもてなしも印象的でした。彼自身も熱心なライダーです。

Hotel Holzer(ポルト・ヴェッキオ)

ボニファシオから数マイル、ポルト・ヴェッキオの中心部にあるHotel Holzerは、ガレージにバイクを安全に停め、旧市街を徒歩で散策できる理想的な宿です。客室は快適で、朝食も充実しており、周囲には多くのレストランやショップがあります。

Restaurant la Mer(ポルト)

海を望むテラスがあり、地元の魚料理や肉料理、ピザを楽しめます。Restaurant la Merは、走行後のディナーに最適な一軒で、料理の質と眺めの両方が素晴らしいです。

La Trattoria(コルテ)

コルテの中心にある本格的なコルシカ料理レストランです。肉料理を中心に、代々受け継がれてきた伝統の味とレシピを、温かく居心地の良い雰囲気の中で楽しめます。

フェリー情報と旅行に役立つヒント

サヴォーナとリヴォルノという2つの出発港を持つCorsica and Sardinia Ferriesは、特にライダー向けの割引やプロモーションの点で、コルシカ島への最良のアクセス手段です。サヴォーナ、リヴォルノからの航行時間は短く、数時間で島に到着し、ワインディング、海、美食に満ちた週末を楽しめます。

フランスでの走行では注意が必要です。海岸沿いの道路は概ね良好ですが、岩屑、風、交通量の影響で、特にカーブでは砂や小石が路面に残っていることがあります。また、速度監視カメラにも注意してください。標識はありますが、景色に見とれていると見逃しがちです。

アパレル、バイク、装備

Royal Enfield Himalayanは冒険のために作られたバイクで、コルシカ島では非常に実用的で頼れる旅の相棒であることを証明してくれました。荒れた路面や厳しい地形に最適で、411ccエンジンはあらゆる地形を探索するのに十分なパワーを備えています。
優れたエルゴノミクス、低いシート高、積載性により、オンロード・オフロードを問わず長距離アドベンチャーに理想的です。Himalayanは、探検を愛する人はもちろん、女性ライダーや若い世代にとっても、汎用性が高く信頼性があり、手頃な選択肢となっています。
今回は、サイドバッグ2つ、大型リアバッグ、SW Motechのタンクバッグを装着しました。

ロッカピーナの海景色

ロッカピーナの海景色

5月中旬のコルシカツーリングでは、日差しによる高温と、区間によって遭遇する風や雨の両方に対応できるよう、レイヤリング可能な装備を選びました。

Dainese Springbok 3L Absoluteshell™のセットアップを選択しました。耐久性と快適性に優れ、アドベンチャーに最適です。胸部、背中、腕、そしてパンツの脚部に至るまで通気性が確保されています。
防風・保温の2つのインナーレイヤーにより、天候からの遮断性も万全です。さらに、防水インナージャケットは普段使いのジャケットとしても着用できます。これに、通気性と保護性能を兼ね備えたDainese Karakum Ergo-Tekグローブと、Pro-Armor 2.0ベンチレーテッドバックプロテクターを組み合わせました。

軽量で通気性に優れたTCX Airtech 3 GTXブーツは、あらゆる気温で快適に使え、Gore-Tex®メンブレンにより雨からもしっかりと守ってくれました。バイク用フットウェアには欠かせない素材です。
カーボン製のAGV AX9アドベンチャーヘルメットは、モジュール性の高さにより、どの走行条件でも優れた性能を発揮しました。高速道路では密閉性が高く静かで、軽量かつ空力性能にも優れています。最大の利点は、数ステップで本格的なオフロードヘルメットに変えられる点と、Bluetoothインカムを装着するための十分なスペースが確保されていることです。

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ダイネーゼAGVジャパン編集部

ダイネーゼAGVジャパン編集部は、イタリア発のモーターサイクルウェアブランド「Dainese(ダイネーゼ)」およびヘルメットブランド「AGV(エージーブイ)」の日本正規輸入元として、製品情報・アスリートのインタビュー・ブランドの今を発信する編集チーム。 ビギナーからエキスパートまで、ライダーの安全性を最優先にした情報提供を行っています。

2026年2月7日公開
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